Re:versible

――――矢出町。

主人公鑑種 凪糸(あきたね ないと)は近くの高校に通う学生。
クラスメイトの一ノ瀬悠樹達と普通に生活を送っている。
過去の事を思い出すのが出来なかったりする事以外は―――。
そんな凪糸のクラスにある日、転校生がやってきた。

不思議なクラスメイト。
謎に包まれた転校生。
そして、殺人犯との出会い………。

Kaoru

殺人犯、冬野かおる。
小さな町で起こったその事件で、かおるの名前は瞬く間に広がっていった。
しかし、所詮は人。
1ヶ月も経てば、テレビでは他の話題で埋め尽くされていた、一部の人間以外からは冬野かおるの名前は忘れ去られようとしていた。

そんな中、護送車へと揺られ刑務所へと向かうかおる。
かおるを乗せた護送車は、偶然事故に巻き込まれてしまう。
ハッと目覚め反射的にかおるはその場から逃げ出してしまう。
そして、逃げまわり、行き着いた路地で鑑種凪糸と出会うのだった。

Re:lation

謎の少女、破澄。

いつものように、凪糸が教室の扉を開けるとそこに一人の少女がいた。
パッと頭に名前が浮かんだ。
破澄。
凪糸が名前を呼ぶと、少女はそっと微笑んだ。

少女はただのクラスメイトなのか、それとも………。

Last

転校生、鈴影夢糸。

凪糸達の担任が教室に入ってくるといつもとは違った雰囲気を醸しだしていた。

「転校生を紹介します」

そう言われて教室に入って来たのは、鈴影夢糸と名乗る少女だった。
どこと無く、見覚えがある。
そんな気持ちを覚えた凪糸の隣の席にその少女は座った。

転校生とすぐに仲良くなる、凪糸。
彼女に感じた違和感の正体は何なのか………。